River工房 ハンドメイドスーツ製作記③仮縫い
パターンに沿って裁断した生地を組み合わせて、スーツの形にしていきます。この状態での縫いは仕付け糸で行い、各所に切媄(印糸)を付けて着用時にどう生地が動くかを確認できるようにします。
仮縫いは大きさを合わせることだけが目的ではなく、仕上がりの形をお客様と確認しあうことが重要なので、この状態で生地のくせ取り(アイロンワークによる立体変形)をしっかり行い、完成度の高い形を作り上げます。
パンツ、ベスト、ジャケットと順に着用していただきチェックをしていきます。まずは寸法が適正化か、体型に沿っているか(肩、胸、背面、腰・・・)をチェックしていきます。
次にスーツは立ち姿だけではなく、実際には動くものなので、フィッティングの中で実際に動いていただき、可動域が確保されているか、動きの中でかっこよさが表現できているかなどを細かくチェックしていきます。お客様の様々なご要望をお伺いし細かく内容を確認いたします。